Labo.299

いつも「なにか」をじっけんちゅう。

【検査通院記録:後編】恐怖! 局所麻酔DE検体摘出手術の巻

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 いやー、4時間DE諭吉三人の超セレブなお検査。しかも、痛いの最初の注射だけ。あとは寝てテレビ見て渡されたいろはすを飲み干し、トイレに行ったら検査台の置物になるだけの簡単なお検査。極楽、極楽。これを味わってしまったら、もう戻りたくない。

 だけど、これって現実なのよね戻ってきました医療センター。

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 血液内科で手配して貰った日時に検体(←ホルマリン漬けにして検査に回す)ポリープ摘出手術にいざ…参る!((((;´・ω・`)))ガクガクブルブル とーこーろーがー。

 ここででっかい認識の食い違いが。私はてっきり、それはもう目立ちに目立ちまくっている左足付け根の玉を取ってもらえるものだと思っていた。しかし、いつの間にか施術場所は右に変更、位置も付け根からマn(ピー!)のちょい上。何これナニコレ。

 ※これより下成分多め。でも真面目な下なんで勘弁してNE(。・ ω<)ゞてへぺろ♡ 

手術説明━━よせてはかへす恥辱の神奈川沖波裏(by葛飾北斎

 これが血液内科より発行された説明記録。どうでもいいけど、先生…体の線だらしなく書くのヤメテwwwあと私のへそと土手はそんなに遠くないんだからねっ!

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 ブレブレになってしまったので、何が書いてあるかをざっくりと。

  • 診断:悪性リンパ腫疑い
  • 術式:右リンパ節生検
  • 内容:右の土手近くの腫瘍を局所麻酔で摘出、組織検査をする

 ちょっと待て、私の思ってたのとちゃうで。これがどうして↓

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 ↓こーなるんだよおぉォォォォ!!!

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 いやー、こんなドッキリいらない。何でこんな経緯に? おせーて先生。

 「ん? いやーこっちの方が取りやすそうだったからハハハ」

 いや、めっちゃ恥ずかしいんですけど。ほとんど土手やないですか、というか限りなくマn(ピー!)やないですか、もうお嫁にいけない…!(←いつものツッコミ待ち)

 どう考えても局所麻酔=意識クッキリで、自分がどんな状態で手術台に乗っかっているのか、想像するだに恐ろしい。我、生きて捕囚の辱めを受けずゥゥゥ!!( ゚д゚)クワッ あ、じゃあ意識が落ちてりゃいいんだ。おねだりしよう、全身麻酔を!

 「これくらいの手術で普通、全身麻酔は使わないよ(キッパリ)」

 HAHAHA☆デスヨネー。脊髄反射で却下されちゃった。それに、全身麻酔は危険性が高まるため、よっぽどの大手術でもない限り使われないそう。あと点数(=料金)も違うし…くっ、金の話を出されては、ぐぅの音も出ない我が家の家計事情…(´Д⊂

 「それに、どこにしたって下半身全部脱いでもらうから気にしないで」

 いや、気にするわ。ものごっそい気にするわ! "全裸に片方だけ靴下"並みに恥ずかしいわ!! 人前で下半身をべろり晒すなど…おぉ…_:(´ཀ`」 ∠):_←吐血 しかし、改めて考えよう。ここは病院、手術必須、相手おっさん、全ては真相究明のため…!

 よし、恥を捨てる。そして手術台の上で置物になる。煮るなり焼くなり好きにしやがれ(←やさぐれてきたw)。もう、ちゃっちゃとやっちゃってちょーだいっ!

IN THE ROOM

 手術室こんな感じ ※これはイメージです。すごく似ている無料素材があったので
Cardiac operating room
Cardiac operating room / Ruhrfisch

 最近のライトは、局所麻酔で施術中の患者がうっかり、ライト脇のミラー越しに己のスプラッタ解体劇場を見てしまわないよう配慮されているらしい。全国的なのかは知らぬ。が、そうあって欲しい。自分がメスで捌かれてるトコなんて見たくないもん。

 さて、手術室からお迎えが来て、手術室看護師さん(←手術専門の人、多分)に引き渡される。旦那もここで待機。というか、何かのたびに休暇取ってクビにでもなったらどーすんだウチ。どーすんだ「神聖はまち帝国」…! 心配で術前からあちこち痛い。

 軽い説明を受けたあと、即本番。手術台にあがる→看護師さんにズボン脱がされそうになったので「イヤァァ! じ、自分でやりますっ!」とポポポポーンと景気よく下半身ZENRAフォームに。先生が少し遅れているため、入口の方でスタッフが打ち合わせをしているのが聞こえる。このまま放置プレイされるのは精神的にちょっとクる。

 指に心拍計、腕に血圧計をセットされ、先生もようやく登場。手術するポイントを触診でまさぐられて、油性マジックで丸付けられる。思いっきりマッキーとか…orz

 「ではこれから始めます、みなさんよろしくお願いします」と指揮を執る先生。
 スタッフが奏でる「お願いします」「お願いします」お願いします」の輪唱。

 「それじゃ麻酔しますよー」と、こっちの心の準備もままならぬまま土手にブスッ。痛い痛い、いーたーいー!! それからピンセットみたいなもので周辺をつまんで様子を聞いてくる。完全に痛くなくなるまで5本ほど麻酔が追加された。というかさ。
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 なにこのフォーメーション。男性看護師の数多いよ、しかも若いよ、メガネ(←好物)もいるよあぁ恥ずかしい、もうなんか彼らとは二度とお目にかかりたくない。複数の男性の目が私のスッポンポンの下半身をじったりと眺めているとか考えただけで死ねる。向こうは芋でも見てる気分なんだろうけどね、ギガMAX恥ずかしい。

 そこからはもう、ひたすら下半身に感じる違和感に耐えながら、側に控えている女性看護師さんとどうでもいい話をして気を紛らわすしかなかった。20代後半くらいの美人さんに、「どうして"ちょっとエッチなミニスカナース"は絶滅してしまったんですかあぁぁ!?」と延々クダ巻いて疲れさせた。あれ、これセクハラ? うん、セクハラだね!

 意識ははっきりしているので、触られている感覚が気持ち悪かった。うんと前に受けた大腸ポリープ摘出(←ケツから内視鏡INしてアッー!)は肛門から異物を突っ込まれるという苦しさが辛かった。局所麻酔で切る手術は、ジャキ、とか、ジジッ、みたいな音を聞きながら何かされているのを自覚して耐えるのが辛い。あと下半身大開帳しっぱも。

 45分経過で、待ちに待った手術完了のお知らせ。私の下半身を男性看護師が消毒シートで拭いてくれた。いや、だからそういうところは女性にお願いしたいんですけどマジで…_:(´ཀ`」 ∠):_prpr ほとんど放心状態で横たわっているうちに「じゃ、起きていいですよ」の合図。おぉ、やっとこの苦行から解き放たれる時が…と思ったその時。

 \キャァーーーーーー!!!/

 なんと、手術台の尻まわりが茶色く染まっていたのだ。あれ、ひょっとして私、漏らした? しかもおっきい方。広がり具合を確認するとややお腹がゆるくなっていたのかもしれない。クッ、局所麻酔のおかげで感覚が麻痺してこんな失態を…!

 「あ、それは消毒液の色なので大丈夫ですよー」

 … 良 か っ た (´;ω;`)ブワッ

 こうして何とか麻酔が効いているうちに手術室を後にし、外科外来で痛み止めを3日分貰い、この日は運動禁止、風呂(シャワー含)禁止、ギシアン禁止(←しねーよ( ゚д゚ ))と説明された。これからもいろいろ恥ずかしい思いをすることがあるだろうけれど、この日の恥ずかしさを思い起こせば、大概のことは耐えられる。そんな気がした。

゜Д゜)<「知ってるけど教えない。うちの科の役目じゃないから」…だと…!?

 さて3日後、今日こそ全て判明すると思っていた私がヴァカでした。検体検査って時間かかるのね(2週間くらい)。それにしても、先のPET検査の結果などは来ていて外科にも共有されているはず。せめてそこだけでも教えて貰えないものだろうか。

 「知ってるけど、それは血液内科でしますから」
 「どのみち検体却ってこないと最終的な判断はできないし」
 「ウチ(外科)は血液内科に頼まれて検体を採っただけだから」

 えー、ナニこのギッチギチな縦割り連携(?)。とにかく、外科の先生は「ワシの役目は終わった」とばかりに術後の確認をして、絆創膏変えておしまい。で、その結果を聞きに血液内科にはいつ行けばいいの?、と訊いたところスゴイ答えが返ってきた。

 「え、予約取ってないの? じゃぁ血液内科に電話入れとくから行ってきて」

 (・3・) アルェー、おかしいゾ。こういうおっきい病院って、かゆいところに手が届く細やかな各科同士のスピーディーな連携こそ大事なんじゃないのかな。最後の最後にまたお遣いか。とにかく外科はこれで最後、血液内科へ行くとするか…。

 受付の看護師さん、「えっ、聞いてません(゜∀゜」。連携って一体…orz

 事情を説明したらようやく納得してくれて、9/8の13:00にお待ちかねの結果発表になります。というわけで、いやー長かったディスネ! お遣い、フラグ、イベント、あとはエンディングを残すのみ。これが病院という名のRPG…!

 最後にもう一度。連携って一体。これにて完結おめでとう…?、私。