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Labo.299

いつも「なにか」をじっけんちゅう。

輸入食材の日本語レシピが全然日本語じゃないので作れません!

 忘れていたが、先月「イタリア・シチリア魅惑の8日間」に行ってきたママ上(一人でだと思っていたら、叔母さんも一枚噛んでいたと知って「この姉妹は…orz」という資格は私にはない)から、何をどうしたらいいかワカラナイ現地語バリバリなお土産の数々をいただいた。

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 私は甘味を食べないので旦那用に「辛い板チョコレートと、何かの乾物が中に入ったチョコ、ハイ!」って。毎度思うのだが、ママ上のこの土産物の定義からちょっとズレたセンス、何とかならないだろうか。“辛い”チョコレートなんて明らかにイヤゲ物(=貰って嬉しくない土産物。代表例:ジンギスカンキャラメルだ。“何かの乾物”ってアンタ…orz

 しかし、旦那は「うーん、微妙」(=旦那語で「まずい」)とか言いながら、もっしゃもっしゃとチョコレートを片付けてくれた。チョコなら何でもいいらしい。

 さて、私にはコレ。

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 うむ、いつ、どのように使うかサッパリわかんね。「Pomodoro Secco」…ドライトマトだっていうのはわかったんだけど(ありがとうGoogle翻訳てんてー!)調理例とかさぁ、何かひとつくらいあってもいいんじゃないかと思うの。

 問題は右側だ。これも何らかの乾物。イラストから察するに「カチャトーラの素」みたいな感じ? というか、カチャトーラって何ぞ? 教えてウィッキー先生!

カチャトーラ(Cacciatore)は、イタリア語で「猟師風の」という意味のイタリア料理である。トマト、タマネギ、ハーブ、ピーマンに蒸し煮した鶏肉(pollo alla cacciatora)やウサギ肉(coniglio alla cacciatora)が用いられ、ワインが加えられる場合もある。
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 だそうだ…何か、ウチに間違ってきちゃった感満載の土産だな。

 ところが、こちらはなかなか親切設定で、パッケージ裏に作り方が多国語で表記されている。敢えてこれらの国を選んだ根拠は何だろう、やっぱり観光者の数かな?

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 半分くらい、どこの国の国旗か全くワカラナイ。見覚えだけはあるんだけど…くっそ、何年おクイズやってるんだ私(でも元々地理は国内も怪しいので捨てている)…でも料理には関係ないし、いっか。それより、日本語の訳に驚いた。もうちょい拡大、えいっ!

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 拡大に失敗したので、責任を取って手打ちにてしたためる、くっそ、カメラのばか。

【CACCIATAORA準備】
白肉1キロを約、トマト500グラム約、白ワイン、準備の1袋、エキストラバージンオリーブオイル、味に塩
1)ガラス(平均)に混合物を注ぐ。オイルと2)のコートをし、10分間なじませます。その間に約3)、肉を洗う(kg、ca.1とは別に)油を鍋に注ぐ。準備と一緒にそれは(2-3min。Ca等)のために炒めてみましょう。ワインの1/2カップを追加します。blackand5-6のトマト(新鮮S.Marzano)と20分間調理を続ける。

(以上、原文ママ。すごく…疲れました…_:(´ཀ`」 ∠):_prpr)

 いきなり頭がガンガンしてくるレシピ。料理名からして堂々とスペルを間違っているのがすごい。アジア圏以外はCACCIATORAなのに…待て、アジア圏だからこそCACCIATAORAなのだろうか。グーグル翻訳てんてーにお伺いしてみた。

 全くそんなことはなかった。ただのタイプミス、多分。

 だいたい“白肉”って何? ググったらいきなり「メロン」って出てきたんですけど。んなワケあるかと掘っていくと、どうやら本当に“白い肉”という意味のようで、クッ○パッドでは「ナントカ白肉のレシピ」と称して豚肉や鶏肉、ササミなど“白っぽい肉”を使ったレシピが並んでいた。とりあえず白肉はもういいや、解決。

 他にも、「500グラム約」とか「味に塩」(←何故か一番心に残った翻訳)とか、何故唐突にガラスが必要なのか「2)のコート」って何ぞとか、いきなりの丁寧語など、ツッコミどころは枚挙に暇がないが、これを一言でまとめると。

 翻訳が翻訳になっていない。これを頼りにカチャトーラができる気が全くしない。


 以前、こんな記事を書いたことがある。 ↑クライアントさんの鯖なので、いつ消えるかわかりません

 あぁ、この時はモロッコだっけなー、と思いつつ、私の最終職歴である「外国語マニュアルの校正」について書いた内容だ。校正云々より「こんなの読めねぇよ!」という見た目の言語の紹介がメイン(のつもり)。つまり、アジア圏言語のインパクト最凶www

 私が携わっていたのは、すっかり出来上がった原稿を、ただ記号があっているか、文節の数はあっているか、商品名などの単語は入っているか、(R)とか(C)などがちゃんと上付きになっているか、などなど、最後の最後の確認作業だった。

 多国語校正は、英語原稿を「正=絶対」として淡々と確認する作業で、別部門で作られた多国語原稿を疑ってはいけない&読んではいけない。ひたすら上記を含むいくつかのポイントだけを「見る」仕事だった。

 そんな前職の経験から、このレシピの日本語訳(他語訳については知らないので無視する)の、ちっとも通じない翻訳精度に閉口した。もちろん、多国語マニュアルの会社は世界中にあるし、精度といっても千差万別なのだろう。校正すらしない会社もあるらしい。

 この会社はおそらく、校正をしていない会社なのだろう。あくまで製品優先、多国語レシピはおまけ程度にしか思ってないのかもしれない。

 ひょっとして全部Google翻訳、またはそれに準ずるツールに丸投げしているのではないだろうか。単語ひとつ調べるくらいであれば非常に重宝するサービスだが、どうも左側にイタリア語で長文をタカタカ打って、左側で対象国を選んで出てきたものをそのままコピペしているような気がしてならない。うん、きっとそうだ。

 そう考えれば、このレシピのお粗末さも何となく納得できるような気がする。納得したのはいいけれど、結局作り方が役に立たないのでふりかけの棚にそっとしまってある。これが使われる日は来るのだろうか。少なくとも私にゃ無理だぞ。

 ドライトマトも、結局使い道がわからないので以下同。そういえばさ。









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 ドライトマトの断面って…すごく…卑猥だよね…! ←今回一番書きたかったこと