名画「で」遊ぶシリーズ１／ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』

　絵画を観るのが好きだ。
　これもきっかけはクイズだったりするのだけれど、情報や知識を収集するうちに楽しくなってきたクチで。中でも宗教画はオススメ。どっかに最低一人はあさっての方向を向いていたり意味不明なポーズを取っているのが面白い。

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　どうやって楽しむかは人それぞれ。私は、描かれている人物や背景に勝手なアフレコや設定を入れて妄想するのを好んでいる。ということで、とりあえず有名なこの絵で遊んでみまＳＨＯＷ！

　ミラノはサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂に飾られている壁画、レオナルド・ダ・ヴィンチ作『最後の晩餐』。処刑前夜、１２人の弟子と共についた席上でイエスがいきなり「この中に裏切り者がおる」と空気の読めない発言をして、弟子たちが「な、なんだってーーー！！」…だったと思う。

ごめん、ちゃんと調べるね、ウィッキー先生が↓

これはキリスト教の聖書に登場するイエス・キリストの最後の晩餐の情景を描いている。ヨハネによる福音書13章21節より、12弟子の中の一人が私を裏切る、とキリストが予言した時の情景である。

だって。だいたい合ってるからいいよね(｡･ ω<)ゞてへぺろ♡

　席順は、向かって左から顔の位置の順番で、バルトロマイ→小ヤコブ→アンデレ→イスカリオテのユダ→ペトロ→ヨハネ→イエス→トマス→大ヤコブ→フィリポ→マタイ→ユダ・タダイ→シモンの１３人。じゃぁ、いくよ！

バルトロマイ、小ヤコブ、アンデレ組

ウィッキー先生曰く↓

• バルトロマイ - テーブルの左端、つまりイエスからもっとも離れた位置におり、イエスの言葉を聞き取ろうと立ち上がった様子に描かれている。
• 小ヤコブ - イエスと容貌が似ていたとされる使徒。左手をペトロの方へ伸ばしている。
• アンデレ - 両手を胸のあたりに上げ、驚きのポーズを示す。

７７８的解釈↓

• バルトロマイ－この人の前だけ皿が高々と積み上げられていることから、おかわりを要求しているものと思われる。
• 小ヤコブ－「（ペトロに向かって）ちょっとアンタ飲み過ぎよ、ほらアンデレ、アンタからも何か言ってちょうだいな（肩ポン）」とほとんど居酒屋の女将状態。
• アンデレ－「ちょ、ペトロ危ない、ナイフナイフ！」とお手上げしている。でも、焚き火にあたっているジジイにしか見えない。

　ちなみに、アンデレとペトロは兄弟だそうだ。アンデレがペトロの秘密を知りすぎて、ペトロは隙あらばアンデレを消そうと考えていたのかもしれないね（ねぇよ）。

イスカリオテのユダ、ペトロ、ヨハネ組

　この組は濃い。メンツが濃い。裏切り者ユダ、一番弟子にして初代ローマ教皇ペトロ、男の娘っぽく描かれてイエスの愛人ではと疑いたくなるヨハネ。

ウィッキー先生曰く↓

• イスカリオテのユダ - イエスを裏切った代償としての銀貨30枚が入った金入れの袋を握るとされる。ただし、マタイによる福音書では、イエスを引き渡した後で銀貨を受け取ることになっていたが、レオナルドは、聖書にある「手で鉢に食べ物を浸した者が、わたしを裏切る」の表現が難しかったためではないかと言われている。
• ペテロ - 身を乗り出し、イエスの隣に座るヨハネに何か耳打ちしている。
• ヨハネ - 十二使徒のうちもっとも年少で、聖書では「イエスの愛しておられた者がみ胸近く席についていた」と記されている。中性的顔立ちと『ダ・ヴィンチ・コード』の影響からか女性と思われがちだが、それはこの作品を問わずレオナルドに良く見られる画風である。（ヨハネによる福音書13章23節）

７７８的解釈↓

• イスカリオテのユダ－後ろの二人が見ていないことを確認し、ヨハネのパンをパクろうとしている。ユダのパンは、銀貨の袋を掴む手の位置にあるから面倒だったのかな…。
• ペテロ－瞳孔開きっ放しの目がヤバイ。「なぁ、主が死んだら俺にしとけよ、可愛がってやるぜ、な？」みたいなことを言っている（言ってねぇ）。
• ヨハネ－（;´-`）.｡oO（あぁ、また始まったわぁ、めんどくせーわぁ、ってか顔近っ！　口臭っ！　でも兄弟子だしなぁ、困ったなぁ、うーん…）、などと思っているうちにガチ寝。

トマス、大ヤコブ、フィリポ組

大ヤコブのピザ体型恰幅の良さがスゴイ。「大」ってそういう意味？（多分違う）さて。

ウィッキー先生曰く↓

• トマス - 大ヤコブの背後から顔を出しており、体部は画面ではほとんど見えない。右手の指を1本突き立てているのは、「裏切り者は1人だけですか」とイエスに問い掛けている姿と解釈されている。左手はよく見るとテーブルの上に置かれている。
• 大ヤコブ - 両手を広げ大袈裟な身振りをしている。
• フィリポ - 両手を胸にあて、イエスに訴えかけるような動作をしている。

７７８的解釈↓

• トマス－「ちょ、主マジで？　正気でモノ言ってる？　大丈夫？　ハイ、これ何本に見えますか！」と魂の生存確認作業中。
• 大ヤコブ－「ま、いろいろやらかしたからな、アンタも。まぁ、あれだ…生きろ、あ、明日死ぬんだっけＨＡＨＡＨＡ」と慰めているつもりが全くシャレになってない系。それにしても、パンとワインだけで足りるのか、飯？
• フィリポ－両手を胸にあて、そのまま皮膚を突き刺し御開帳しようとしているトコ。目がイッてるし。この人の服の模様、血しぶきにしか見えんし。

マタイ、ユダ・タダイ、シモン組

ウィッキー先生曰く↓

• マタイ - テーブル右端のマタイ、タダイ、シモンの3名は互いに顔を見合わせ、「今、主は何とおっしゃったのか」と問い掛けている風情である。イエスから離れた位置に座る彼らにはイエスの言葉がはっきりと聞こえなかったのかもしれない。

　ユダ・タダイとシモンの説明なしwww

７７８的解釈↓

　もう登場人物多くてメンドくさくなってきたので要約するね！　まず、ユダ・タダイとシモンは「おっぱいの好み」を論じている。

シ「わしは、こう…下から持ち上げ揺らすくらいの大きさに埋もれてみたいんじゃ」
ユ「わしは最近貧乳に目覚めてな…こう、自分の手にちょっと足りないくらいの…」

　それを見てマタイが言うの。「クラァァァ！　おめーら主が大事な話してるって時に乳がどうとかバカかぁぁ！　そんなもんフツーにあればいいんだよ！　だから主の話聞けェェェェェエ！」みたいな。このメンツの最後の良心。でもちゃっかり参加してる

そして最後にイエスはこう思っている（多分）

　イエスのこの何とも切ない表情。「何でこんなヤツらばっか、おれ、弟子にしちゃったんだろう…」とか考えているのかもしれない。
　誰ひとりマトモに話を聞きゃーしねぇ弟子たちが暴走しないか心配したあまり、３日後に復活しちゃったのかもね。ねぇよ。

　ところで、勢いで「シリーズ」とか書いちゃったけど続くのコレ？