名画「で」遊ぶシリーズ6/エドゥアール・マネ『草上の昼食』
マネ&モネ。どちらも19世紀フランス印象派の画家。今回はどちらか悩んだあげくマネにすることにした。いや、モネもね、「ラ・ジャポネーズ」とか突っ込みたかったのよ。着物のモフモフ感とか(どう見ても綿入ってるようにしか見えない)。でもマネ。せっかくだから俺h(強制終了) ※コンバット越前がログアウトさせられました
というわけで、オルセー美術館(フランス)所蔵の「草上の昼食」。あんなところやこんなところに突っ込み入れて遊んじゃうんだZ!(σ`・ω・´)σ
はいアウトアウトー。若いおなごの身ぐるみを剥がし、かつ、その白い肢体には目もくれず放置プレイ。フランスにはジェントルメンはおらんのか。というか。
昼食投げっぱ(゚д゚) というか、昼食…? パンとさくらんぼみたいなものは一応確認できるけれど、かごの中に納まっているものが何なのか、想像するのはちょっと難しい。そして、パンの上に転がる空のボトル。だけどグラスは1個も見当たらない。
フランスといえばワイン(強引)。おそらく彼らはボトルのワインを回し飲みしてベロベロに酔っ払っているのだ。酒でも入ってなければ女ひとり、全裸で歓談などできないだろう(酒が入っていても全裸には普通ならないが)。
これはタイトルを変更せねばなるまい。「草上の昼食」改め「草上の酔っ払い」でどうだろうか(そんなことを言われても…なぁ?)。
タイトルといえば最初は「水浴」というタイトルだったそうだ。ワイン(仮)をしこたま浴びて脳みそまで浸かっている、という意味では前の3人もある意味"水浴"をしているといえなくもないが、普通は後ろの女性の行為をいうのではないだろうか。
全体図からみると完全にハブられている、あるいは罰ゲーム中の彼女。川の水が衣服を濡らし、身体の線を露わにする。これが今でもみんな大好き"着エロ"!!(←大興奮)
当初「水浴」というタイトルだったからには、最初は彼女をメインに絵を描いていたのだろう。しかし、1863年にサロン(パリの芸術アカデミーの公式展覧会)に初出品した4年後、マネ自ら現在の名前に変更している。なぜテーマの中心を湖から草上へと移したのか。これは私の憶測(=妄想ともいう)だけど、ちょっと聞いていただきたい。
向かって右端のボート。他には何もないことから、4人はここまでコレ1隻で遊びに来たのだろう。全体図を見れば特に不自然なところはない。しかし、隣の女性と一緒に切り出したことで、私は気づいてしまった。
ボートが、この女性ひとりでぎうぎうになるほど小さいことに。
ボートの効果で、この女性がすごい巨人に見えてしまうことに。
遠近的な描写技法を間違ってしまったとしか思えない。そこに気づいたマネは「あっ、いっけね(*ゝω・)テヘペロ☆とりあえず名前変えて川からみんなの視線を逸らしちゃえ」と、改名マジックで鑑賞者の視点を草上に導いたのだ。気づくの遅ぇよ。
それにしても、何だろうこのスナップ写真のような感覚は。全裸女性のカメラ目線もバッチリだ。印象派の画家の作品としてはちょっと異質に感じる。というか、印象派ってどんなんだっけ? 教えてウィッキー先生!
印象派の絵画の特徴としては、小さく薄い場合であっても目に見える筆のストローク、戸外制作、空間と時間による光りの質の変化の正確な描写、描く対象の日常性、人間の知覚や体験に欠かせない要素としての動きの包摂、斬新な描画アングル、などがあげられる。
うむ、わからん((キリッ だけど、同じ印象派を代表する画家として名を連ねるモネやドガ、ルノワールやシスレーなどの作品はいかにも"絵画"としてスっと入ってくるのに、これはちょっとあまりに生々しい。なんか写メみたいな軽さが不気味だ。
あと、何かないかなーと拡大しまくって見つけたもの↓
おしまい(`・ω・´)ゞ
過去の名画「で」遊ぶシリーズはこちら
そろそろ特設目次ページでも作るか…( ゚Д゚)y-~~