私をすくすくこじらせてくれた邦楽バンドとか7選
前にこんなのやったので、今度は邦楽で。 音楽の力ってすごい。人を変える、というのは本当にあると思う。日本語なら尚更だ。いちいち身に沁みる言葉が溢れている。つまり、こんな女に誰がした(←言いがかり)。というわけで、今回は邦楽。爽やか系J-POP皆無の邦楽の羅列を(σ`・ω・´)σ
メジャーもインディーズもまとめて、だいたいの時系列でお送りするこじらせの歴史DEATH! 名前を出しても「え、ゴメンわかんない」と返されることが多いDEATH!! ジェネレーションギャップ上等DEATH!!!(CV:福○潤)
逆に「うわぁ…なつい(*´д`*)」と思った方は僕と握手!
BOOWY派かBUCK-TICK派かで割れる中で、あえての『UP-BEAT』派
中~高校生の間に訪れたバンドブーム。同年代でバンド経験のある人は、たいていBOOWYかBUCK-TICKどちらかのコピーバンドだったのではないのだろうか。
だが、せっかくだから俺はこっちの『UP-BEAT』を選ぶぜ!! ←byコ○バット越前調
UP-BEAT - Dear Venus - YouTube
この頃の音楽業界って、まずBOOWYがバーンとムーブメントを創り、それに続け! それっぽいことをすれば売れる!…的な"大人の事情"がまかり通った時代。
「このシーンは金になるで!」とどこかのバカが言い出し、それに多くのアホが続く。彼らの音楽は、事務所やTV局などの"商売の道具"。そこは割り切ったとしても、デビューアルバム丸ごとスタジオミュージシャンの演奏に差し替えられるとか酷過ぎる。そしてTVでは「とりあえずBOOWYっぽい感じで( ゚д゚)ノ ヨロ」お人形を強要される。ただただ同じ時代に、同じシーンに乗っかった不幸としか言いようがない。
まぁデビューは酷かったけれど、2nd以降は素晴らしい。この曲は今でもUPの歴史でトップ5くらいに入る人気ナンバーだ。男子トイレのマークのようなごっついシルエットの肩パット、雑に立てた髪、揺れているだけなのか踊ってるつもりなのか微妙なステップ。そしてVo.が超美形(重要)。
広石氏自身はデビュー時の件からその花の顔ばせ(?)にコンプレックスを持っていたようだけれど、今見てもなかなかいない正統派の超美形だと思うの。そこから絞り出す低音ボイスとのギャップも好き。UP30周年ということで、今年いっぱいまで『up-beat tribute band』なんて企画・活動しているバンドナルシストっぷりもいいと思う。
昭和! 戦後! レトロ! そんな『ゲルニカ』が好きすぎて
同じ頃、女子では『戸川純』にずぶハマり。あの電波がたまらない。で、それをバンドという形にパッケージしたのが『ヤプーズ』、昭和モダンをコンセプトにしたのが『ゲルニカ』。どれも元は純ちゃんなので選べないのだが、可愛らしい電波を飛ばしてくれる『ゲルニカ』が頭二つくらい上に出る感じ。
ゲルニカ「蘇州夜曲〜復興の唄」 - YouTube
↑最初ヘンな漫談から入るので、曲だけ聴きたい方は2:20あたりからどぞー
相方の上野耕路氏(すげぇ七三分け…)との掛け合いになってない掛け合いとか、いい感じでトランス入っているパフォーマンスがとてもイってて可愛らしい。人の曲より自分らの曲歌わせろやという無茶振りも、彼女なら許せる(仕込みだろうが)。
あと、元祖巻き舌ボーカリストは純ちゃん。椎名APPLEは二番煎じじゃ!
"ドラムはデブポジション"&"1バンドに1女形"、778覚えた!『KATZE』
大学入りたての頃あたり。このあと洋楽漬けになる前の、最後のバンドが『KATZE』だった。もうバカみたいに聴き狂った、本当に大好きだったバンド。
一番メジャーなのはこの辺りではないだろうか。もちろん、デビュー当時のもうちょっと荒い感じもいいのだけれど、Vo.中村あっちゃんの声が熟してきたのがこの曲をタイトルにした2ndアルバム。歌のうまさ、というか、声量やパワー、表現に感動した。
衣装のセンスは最悪だと思うけどな!(・∀・)
活動期間は3年にも満たなかった('88-'91)けれど、その間に出したアルバムが4枚。なんという働き者なのだろう。熱きロッカーの自己承認欲求大爆発。
あと、ロックバンドのくせにデブがいることに衝撃を受けた。野球だったら問答無用でキャッチャー、ならば、バンドでのポジションはドラム一確。他にもデブを抱えたバンドがいくつもあったが、もれなくドラムセットの中に挟まっていたと記憶している。
さらに、女装(?)メンバーがひとり、っていうのは、このバンドが起源だったのかもしれない(以降、主にV系で大流行)。汗臭さそうなロックバンドの、一服の清涼剤的な存在なんだろうか。そう考えるとちょっと…┌(┌^o^)┐ホモォ…。
最後のシングル。この時にはもう既に解散を決意していたんじゃないかな。ヒゲ生やして髪ボサでも、あっちゃんだとワイルドにしか見えないイケメンマジックwww
このバンドはホント神だった。聴き飛ばしちゃうような曲が1つもないってすごい。
もはや和製3ピースロックの雄『the pillows』
学校を卒業して地元情報誌の記者に就職し、2年目で音楽インタビューのコーナーを受け持つことになり、退職するまで300組(または人)以上のミュージシャンと対談してきた。花形ポストっぽいと思われがちだが、華やかさとは程遠いキツイ仕事だ。
だって完全に興味がないジャンルでもサンプル聴いたり資料読んだり、個人的にはどうでもいいインタビューのテープ起こしして記事にしなきゃならんのよ? 役得か辛いか、を秤にかけたら"辛い"に傾くだろう。琴線に触れる音なんてそうそう出会えない。
ただ、やはり掘り出し物は存在する。サンプル聴いて「お、カッコイイ」と興味を持つものも少しだけれどあったのは確か。その中のひとつがオルタナティブロックバンド『the pillows』だった。やっぱり3ピース最高だぜ!
ONE LIFE/the pillows - YouTube
この曲のプロモート(地方巡業営業みたいな?)でVo.のさわお氏以外の2人が来たのが最初。この時既に、ピロウズは中堅手の位置を確立したバンドだった。
どんな靴を履いてても 歩けば僕の足跡
立ち止まればそれまで 僕が終わる印 ※「ONE LIFE」より
当たり前のことを、何でこんなにグッとくるように歌えるんだろう。
その後も3回くらい、プロモで会った2人。さわお氏には結局会えずじまいだったけれど、真鍋&佐藤氏とは顔を見たら「よっ( ノ゚Д゚) 」「うす(`・ω・´)ゞ」みたいな感じで気さくになった。この2人、話せば話すほど面白い人たちなんだよね。
ライブにも招待され数回観に行った。ちっちゃいハコで、ファンがぎうぎうになって、縦に飛びまくる光景につられて気づいたら私も縦ノリになってて、プロモーターさんに見つかって恥ずかしい思いをしたのが忘れられない。
「暴れたい時は自腹を切る、プレスで入る時ははしゃいじゃダメ」を覚えた。
I think I can/the pillows - YouTube
最後になったのがこの曲のプロモ。「ONE LIFE」のゆったりした感じもいいけれど、この軽快なテンポこそ『the pillows』だと思う。
というか、退職2日前にインタビュー振るっておかしくね? テープ起こしにどれだけ時間が掛かると思ってんの?(しかもほとんど雑談なので無駄に長い上使えない)それから原稿とかもうね…orz えぇ、会社に泊まりましたともさ(泣)。
でも、最後のお仕事が彼らでよかった。今でもたまに引っ張り出して聴く。
さて、ここまではある意味"通り過ぎてきた道"的な存在であり、たまにCDを引っ張り出して聴くことはあるけれどそこまで。他にもかなり端折っているけれど、これ以上長くなるのもアレなので(←今さら)。で、ここからは現在も私生活と共にあるバンド。
こんな私に誰がした━━お前らや!(/`・ω・)/『GUNIW TOOLS』
はい、このバンドで私は完全に何かをこじらせました。彼らも仕事からの拾いモノだったのだけど、まさかこんなにハマるとは思わなかった『GUNIW TOOLS』(グニュウツール)。このバンドがあったから今の私があるといっても過言ではない…くっそ。
Guniw Tools - Yukidoke Mizu PV - YouTube
Vo.フルフルのふつくしさがまず反則。この時既に30歳ヨユーで超えていたはずなのに、ふつくしすぎ(*´д`*)ハァハァ(←中性的な顔に激弱)。くっそ、私の掴んだ筋では確か8つほど上だったはずなn…;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン!
彼らこそ"真のV系"だと思う。その理由は、アルバムを発表したあとに同タイトルのPV集も発表してきたから。しかも全て自主制作。衣装も小道具もカメラもエフェクトも全てフルフルのお手製。視覚と聴覚でガンガン揺さぶってくるのは、当時斬新過ぎた。
上の「ユキドケミズ」も収録されている2nd「OTHER GOOSE」の最後に、運命の曲が待っていた。「冬のうぐいす」という、静かながら壮大で、とても美しい曲。
Guniw Tools - Fuyu no Uguisu PV - YouTube
誰もあなたなど見ていない 自由にいけ ※「冬のうぐいす」より
この一節に、天啓を感じた。そうだ、誰も私など見てないんだ。街ですれ違う人なんか2度と会うかわからない。自由でいいんだ…これが干物化の始まりである。
それから会社に行くにも街を歩くにも化粧をしなくなった。服装も超ラフになった。自分にとってストレスになり得るモノを極限、全力で取っ払った。自由になった。
歌詞の解釈は人それぞれとはいえ、「えっ、そんなつもりじゃ…」というフルフルの声が聞こえてきそうだ(笑)。耳は貸さぬ、この曲がわしを育てた!
私も正直この「OTHER GOOSE」がベストだと思っている。その後も追っかけたけどさ。2000年に活動休止して、つい最近、またフルフル&ASAKI体制で復活したそうだ。
でももうライブとかは無理だなー。ババアだからなー。というか、フルフルなんてとっくに50歳超えてるんですけど。何で綺麗なままなの、妖怪なの、ズルイ!!( ゚д゚ )彡
残されたバンギャル人生の全てを捧げた『人格ラヂオ』
きっかけは、バンギャ友達からの誘いから。「どんなん?」→「えっとね、スーツに腕章でね、厚底靴で客蹴ったり人形で殴ったりする」→「行く(`・ω・´)」。何故だ。
『人格ラヂオ』の音楽を一言で言い表すなら"文学"。このバンドの何が好きかって、サポートギターが代々メガネキャラだから(重要)物語を感じさせる歌詞と叙情的なメロディーがまとまって、ひとつずつ完結しているから。
人格ラヂオ - 食 (Live@渋谷AX 2006) - YouTube
「証拠」に収録された曲の中で一番好きな曲。心の奥底から絞り出す、透明感のある歌声はこの人の素晴らしい財産だと思う。この時風邪引いてたのにな(←最前列にいました)。繊細な言葉や感情を紡いで詞曲に載せる才能は彼にしかないし、この世界観は彼にしか創れない。DQNなのに(←真顔)。
そして、世間に"バンギャル"という言葉を(多少の曲解が混ざりながらも)広く深く浸透させていったのは、多分ラヂオなんじゃないかと思っている。
人格ラヂオ - バンギャル症候群 (Live@渋谷AX 2006) - YouTube
…この中に自分もいたのか、と思うとちょっと恥ずかしくなってきたwww「死ね! バンギャル!!」なんて言われてキャー♡、と咲きまくってる(咲く=\(^ω^)/のポーズ)、バカで愛すべきバンギャル像を作り上げた功績は大きい。誰得だとは思うけど。
2012年から活動を休止している。悠希の舌禍事件が原因(確か声優をディスった)。彼は毒舌キャラだがそこに悪意はなく、あくまでサービス精神が旺盛なゆえに軽口を叩いてしまうことが多々あった。その辺を理解しているファンや業界の外に向けてやっちゃったのがまずかったんだな。現在はソロで活動しているらしい。
件の騒動で発売中止になった、幻のシングル。PVまで作ったのにね(´Д⊂
一番ハマって一番お金も使って、一番いろんな地域に遠征にも行って、その甲斐のあったバンドだった。密かに再開を望んでいる。でも、私のターゲットはサポート("半ラヂオ"という)のギターのコで、もう脱退しちゃったからいいや、とも思っている。
再開したら、またきっとハマるだろう。ただもう、オールスタンディングは無理。杖、車椅子OK、スーパーバリアフリーの環境でオナシャス!(←切実)
【おまけ】ぬこが出てくる、ぬこ好き用のヘンな小芝居付きPVが妙にツボwww
奥様は実はぬこ、という設定wwふえぇ…尻尾…((((;´・ω・`)))ガクブル
今頃アリカ様のようになっている予定でした『ALI PROJECT』
片倉三起也+宝野アリカというコンビでアニソン界(ただし耽美&カタルシス系)を牛耳ってきた『ALI PROJECT』、通称・アリプロ。この曲はアニメ「ローゼンメイデントロイメント」とのタイアップ…そうか、もうあれから10年経つのか…(遠い目)。
初めてアリプロの音楽に触れたのはアニメ「ノワール」のOP「コッペリアの柩」。
このアニメもまた中二病をうんとこじらせてくれた作品(何故かクレジットなしVer.しか拾えなかった)。アニメの世界観とすごくマッチしていて一目惚れをし、ネットで動画を視聴しまくっていたらすっかり中毒になってしまった。
こういう女性になりたかったし、なる予定だったがどうしてこうなった。干物と姫キャラの両立はやはり無理なのだろうか…無理だろそれは、うん。
゚∀゜)<ただの願望DEATH!!!
゚∀゜)<言うだけならタダDEATH!!!
Ali Project Hizamazuite Ashi o Oname - YouTube
ちなみに会社絡みの飲み会でカラオケを強要され、この「跪いて足をお嘗め」を完全に歌い上げられると次からの誘いが無くなるので、そういう大人の付き合いとかしがらみなどを切り捨てたい人にオヌヌメしたい。
まとめ
多くの歌手やアイドルたちが歌っている、日本語の中に英語が挟まっているような曲が苦手。日本語だけの、言葉を繊細に紡いだ美しい曲が好きという結論に至った結果こうなった。動画貼りまくりで重いのはご容赦願いたい。おしまい。