いつから「！」や「？」の後ろのスペースは消えちゃったのかな

　長いこと縦書き主体の紙媒体にいたせいか、私は縦書きの方が読みやすい。でも、上のアンケートではまたもや少数派になってしまった。情報発信の場が、紙からＷｅｂへと移り変わってしまった現在に、２０世紀を遠く感じる。

　ところで、いつから感嘆符や疑問符の後にスペースを入れなくなってしまったのだろう。もちろん入れているサイトも多くあるけれど、圧倒的に入れていない派が多い。あれがないと困る。その理由を、なるべくオブラートに包んで優しく言うね。

　読みづれぇ。ゴメン、無理だった(｡･ ω<)ゞてへぺろ♡

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　もちろん、そのブログのデザインや文字の大きさにもよる。それでも、みっちり詰まった文字の羅列が何段も続くと休憩が欲しくなる。だから、「！」や「？」の後には一文字分（または半角）アケなさい、というのが出版業界の常識だった。

　ところが、先日、毎週ポスティングされてくる地元フリーペーパーに目を通してみたら、びっくらこいたことに紙媒体からもスペースが削り取られていたのだ。かと思えば次のページではしっかりアケられていたり、と、統一感がまるでない。

　近年はＷｅｂとメディアミックスする企業も多く、何か諸々の常識が混ざってしまったのかもしれない。が、うんと小さな声でなるべくマイルドに言うね。
　おまいらそれでも出版社か。ゴメン、無理だった(｡･ ω<)ゞてへぺろ♡

書き出し１アケ、感嘆符等後に１アケ、二桁数字は半角、それ以外は全角

　何の呪文かというと、私の頭にこびりついている原稿書きのルールの一部だ。このブログも概ねそれに沿っている。ただ、数字に関しては横書きなので統一感を優先した。数字も文字の一部なので、桁を問わず全角で統一している。

　ただでさえ無駄に長文をこさえる当ブログ。しかも、中身はあまりないと自負している（するな）。ＰＣ上からならまだしも、モバイル派にとって最後まで読み終えることはさぞや苦行だろう。えーと、なんだ、その…ごめんネ☆（ゝω・）vｷｬﾋﾟ♡　
　※私のスマホは、メールと電話とカメラしか使ってないから、このブログを自分で確認したことがない

横書き文化ならではのメリットもありがたく利用させてもらっている

　前世紀からのルールを踏襲しつつ、横書きＷｅｂ界ならではの文化もありがたく利用させてもらっている。その最たるものが、文字いじりと顔文字。どちらも紙媒体では使えないツールだったからだ。※前者は強調程度なら、最近よく見かけるのでＯＫなのかもしれない

　顔文字は、喜怒哀楽を文字で表すことなく示すことができるし、使っていても何となく楽しい。スペース同様、休憩代わりに私は使っている。しかし、これが縦書きになった時に削除されたとして、無くなったところで文章が崩れてしまっては意味がない。

　顔文字は、あくまでも前の文の補助的な、かつ、なくても淡々と読み進められる、邪魔にならない程度のものでなくてはならない、と思う。

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「自分のブログが書籍化したら」を考えたらどうだろう

　しょっちゅう乳が～尻がぁ～、と連呼している、書籍化から最も遠い私が書籍化した時を考えろなんてとても言えた立場ではないが、何だかんだ言って正解は「横にしても縦にしても違和感なくスルッと読み進められる文章」だと確信している。経験上ね。

　横書き媒体、ブログ界に関して、まだまだ私は経験値が足りない。だけど、それでも、やっぱり、感嘆符や疑問符の後のスペースって絶対必要。これがあるとないとじゃ、読む気ゲージに大きな影響を与えるからだ。

　いつからそれがなくなっても不思議じゃなくなったのかはわからない。そもそも、ネットの文体に共通のルールなんて最初からなかったのだろう。実際、私もクライアントさんからツメる要望があったらそうせざるを得ない。

　しかし、それが紙媒体に伝染してきたら、と思うと不安になる。ただでさえ文字ぎうぎう、ｐｔ数小っさ！　…そんな雑誌の世界が、息継ぎも休憩もさせてくれないような文章で満たされてしまったら、私は「読む」行為を完全に手放してしまうだろう。

老眼が止まらないＢＢＡに愛の手を

　以上、文章論でもなんでもない、ただのおばあちゃんのお願いだったわけだが、いま一度スペースの重要性というものについて考えて貰えたらいいなと思っている。

　最後に、どのサイトで見かけたのかは覚えてないけれど、「？！」という表記について、恐る恐る、小鳥の鳴くようなか細い声でちょっとだけ指摘させてね。

　それは無ぇわ（ﾟдﾟ）　ゴメン、無理だった(｡･ ω<)ゞてへぺろ♡
※「！」＞「？」という力関係があるので、こういう表記をするとえらい人に怒られます