Labo.299

いつも「なにか」をじっけんちゅう。

我が家の地震対策 ※あまり役には立ちません

 ↓本日16時半頃の、私のついったー画面トレンドがこちら↓

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…全然知らんかった…。

 えーーーーと…関東圏のみなさん、大丈夫デスカ?


 しかし何かもう、震度の数字に麻痺してしまった気がする。3.11を体験して、そのあとの4.7も体験したというのに、否、したからなのか、防災意識とか危機感とかが下がってきている。「喉元過ぎれば何とやら」とはまさにこのことだ。


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ヤバイ地震とそうでない地震の簡単な見分け方

 地震「縦揺れ(P波)」から「横揺れ(S波)」の順に発生する(ってクイズで覚えた)。下から突き上げるような「ゴゴゴゴゴゴ…」っていうのがP。この長さで、震源がどのくらいの距離かか決まる。
 
 長ければ長いほど震源は遠く、短ければ近い。その後にくるSの揺れによって、地震の規模がわかる。ただ、長くても短くても、Pはとても緊張するし怖いし、心底イヤな揺れ方だと思う。

 逆に、唐突にSから入った地震は、多少揺れてもあまり危険はない。それは、実は最初に発生しているPが体感できないほど小さいから。Sはわかりやすく恐怖心を煽るがあまり怖くない。ただ、今日の地震は火山の動きなども絡むらしいので、やはり一概に「こう」とは言えないが。

座椅子地蔵と化した尻(スカウター付き)

 私は一日のうち丸8~9時間を寝て過ごし、それ以外の時間はほぼ座椅子生活。じっと動かざること山の如しだ。

 近隣地域で地震が起きたときは、座椅子を伝って尻にその振動が伝わる。3.11から1年位はそれはそれはもう、頻繁に揺れた。

 おかげで私の尻は大いに鍛えられ、情報を蓄え、いつの間にか座っているだけで地震速報よりも早く震度を察知し、危険度を測ることができるようになった。尻にスカウターがついた気分でちょっとイヤだ

 この尻予想、だいたい9割くらいの的中率までレベルアップしたけれど、反面、座りっぱなしのP受けっぱなしでグングン危険度のラインが上がり、今では4程度では一歩も動じることがなくなってしまった。Sだけなら5でもおそらく動じないだろう。

揺れてもなるだけ動きたくないのでこうしている

 “程度”と表しているあたりに、もう地震にすっかり慣れてしまったことを感じる。本来なら今日のようなニュースでふんどしを締め直すところなのに(←微妙な言い回しだな…)、何となくどこかでナメているような気がするのだ。

 とはいえ、もちろん、それなりに動かなくて済むだけの部屋の工夫はしてある。

割れ物や壊れて困るものは全て地べた、頭より上の収納は全て空

 食器などの割れ物は、うちに食器棚がないためキッチンの一番下の大きい引き出しを代用している。所々に布を挟み、ほとんど地に付いた位置なので割れる心配がない。量も人が呼べないくらいめちゃくちゃ少ないし。

 というか、それ以外に大きな地震がきて壊れて困るものが、まず、ない。背の低い(といっても155はあるよ)私に合わせたお子様配置で、私の手が届かない所には物がないのだ。

 収納場所がない部屋が狭いと日々愚痴っているくせに、キッチン上の戸棚は全てガラ空き、爪楊枝一本置いていない。また3.11のような地震がきたとしたら、この戸棚がパカパカと暴れるだろうが、落ちてくるものが何もなければ安心だ。

「秩序ある混沌」を部屋に保っておく

 厨っぽい言い方をしたが、要するに、肝心な時に「無い、ナイ」と騒ぎ回ることのない程度に部屋を散らかしておくということ。はっきり言っていい大人の薦めることではない。

 前回、混沌を究めた本棚の一角を披露したが、全体を撮るとこうなる↓

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 暖かいどころか暑い日が続いているというのに、冬物出しっぱ。春秋物も夏物も混じっている。これが私の命を救ってくれるかもしれない地層なのだ。決して面倒だから服を脱いでは積み重ねてまた下から取って着ているワケではない。

 なぜなら、この本棚の手前にあるのは私の寝床で、寝床の上では私の尻センサーは無効になる上、一度寝たら震度5弱でも起きないからだ(実話)。
 
 もし、大きな揺れが発生したら、最初に軽い上の層が崩れて私の体を護ってくれる(多分)。上半身にあたるところの本棚を、しなるくらいにぎうぎうにしているのも実は地震対策なのだ。
 
 右端の棚は空きもあって若干心許なく感じるが、攻略本や辞典などの重いもの、「美○しんぼ」や「3×3EYES」など比較的嵩張るものが中心だし、第一、そこに私の足はない(=足短い)。ちなみに空いているのではなくて、別の部屋に散らかしているだけだ。

 散らかしておくメリットは、大きな地震がきて物が壊れたり棚の物が出てきたり、と整然とした空間が一瞬にして混沌と化した時のショックが全くないことだ。最初から泥棒が入ったんじゃないかと思うくらい散らかり放題な私のPC部屋を見ていると、何とも言えない安堵感すら感じる。

 以上、これらはある程度何かを捨てた者だけができる防御術なので、素敵な奥様たちのお役には多分立たない。

 未だに「はてな女子」に入れない理由がわかったような気がする。