Labo.299

いつも「なにか」をじっけんちゅう。

今場所千秋楽のタイミングでオススメしたい漫画「火ノ丸相撲」

 今…何場所(←おい)かはわからないけど、相当荒れに荒れた展開でここまできたらしい。情報源は、フォロワーのカモちゃん(@ platypus0114 )とカメちゃん(@ ogataryo)が、日々手に汗を握って綴る実況ブログ。いつもお世話になってます、あざっす。もふもふ。※お相撲モードの時だけこのタイトルであって正式名称は「まわりみち」です。多分(

 ぶっちゃけ、本物はおろかTV中継すら遠ざかっていた相撲。多分最後の記憶は若貴全盛期か、もうちょっと近寄って朝青龍無双あたりだと記憶している。

 ぼーっとお二方のブログで疑似相撲中継を拝見しているうちに、毎週旦那が買ってくるジャンプにも、そういえば相撲漫画あったなーと思い出した。それが、川田氏作『火ノ丸相撲』だった。

 この話の内容として、つい最近までは本誌の端にこんな紹介文があった。

【この話は…!?】潮火ノ丸はかつての小学生日本一。将来の横綱候補「国宝」の一人『鬼丸国綱』の異名をとったが、中学以降は背が伸びず相撲界から負け消えた。だが三年後全てを鍛え直し高校相撲界に帰還! デカさ絶対の相撲の常識を覆し己と弱小相撲部を日本一にする! 火ノ丸たちの挑戦は始まった!!

 “始まった”という打ち切りフラグみたいなものが毎回添えられていたので、単行本2巻くらいで終わるかなぁと思っていたが、なかなかどうして、いまだに本誌の中前後位置をキープし踏ん張っている。 
 ※現「仲間枠」、通称「うすた枠」は人気とは関係ない全く別の理屈で最後尾ってある意味すごいよね

 最初はあまり絵柄も好きな方ではなく、とにかく今のジャンプはやたらスポーツ漫画がおなかいっぱい状態だったのでスルーしていた。
 でも、旦那的には面白い漫画として映ったらしい。アニメイトの青い袋を開けたら、中に既刊全巻、食費を使い込んで揃えてきおった。

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 まだ4冊とはいえ、この状態の本棚のどこに差し込む余裕があるのだと小一時間説教せども馬耳東風。

 先の2ブログにも触発され、改めて晩酌の伴として焼酎片手に読み始めたら、これが案外面白い。舞台はアマチュアの世界が中心だが、基本的なルールや作法などは大相撲と一緒。“数少ない無差別級の格闘技”という文句がなかなかカッコイイ。

 基本はジャンプに忠実な「努力・友情・勝利」形式だと思うんだけど、存在さえ知られてなかったほどの弱小部にいきなり勝利が降ってくるわけもなく、今のところ「努力・友情・特訓」みたいなことになっている(笑)。

 それからテレビで実際の取組を鑑賞する。今まで土俵の中央で、力士二人がかっぷり四つで抱き合って、傍目には「ウホッ♡」としか思えない姿(そんなのお前だけだ)の裏に見えない心理戦が繰り広げられているのかなぁ、と違う見方をしていることに気づく。

 アマチュアの漫画の世界を通して、ちょっと本物の大相撲の面白さがわかってきたような気がする(かといって「国宝」云々って設定は、いかにもジャンプ的な装飾だと思うけれど)

 どうせ夕方は引きこもっているんだし、来場所は新鮮な目で再び相撲を視聴しようかな、と思わせてくれる漫画とブログに感謝したい。と言いつつ、初日・中日・千秋楽はクイズ行くから無理だけどね!

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 とりあえず千秋楽はまわし(?)を付けたこの子達が観察する気満々です。