Labo.299

いつも「なにか」をじっけんちゅう。

「総合診療科」って何するところ? 検査して科に振るだけ?


 最近読者になってくれた方のために、一応、カミングアウトもっかい。私は「CREST症候群」という厨な名前の疼痛で通院している。そしたら悪性リンパ腫を3匹ほど飼っていることがわかった。そのため医療センターの「血液内科」にも通い始めた。

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 基本的なルーチンは、月1回でかかりつけ医に内診という名の世間話+薬処方(どんどん増えてく怖いし高ぇ!!)。血内なんぞ3ヶ月にいっぺん、10分くらいだぞ。おまけに触診すらなし。いいのかコレ(←リンパ腫)分裂して増えたりしないよね、な? 

 ちょっと前までは「治療方針を決めてどうの」って話だったような気がするんだが、ナニいきなりリンパ腫放牧状態になってんだコラ。すくすく育ったらどーすんだコラ。

 


 そして本日、私は血内からの紹介でなぜか「精神科」待合室の中にいた(チーン)。



 
 前進が見えるのなら全部潰していくという気持ちと「あぁ、またか」という気持ちが交錯する。受診してはみたものの、やはり納得がいかない。もう10年近い付き合いになる体中の痛みが心理的なものだとでも言うつもりなのだろうか。

どんなに痛くても異常がない限り診てくれない病院が信じられない

 ところで、一応、大抵の総合病院には「総合内科」とか「総合診療科」「総合医療科」なんて窓口があると思う。現状としては、原因不明の不定愁訴で来院した患者さんを診て検査して、最終的には適切な科に振っていく。振るだけの簡単なお仕事だ。
 
 逆に、私のようにあらゆる検査を受けても異常がないと、どの科にも診てもらえない。そりゃ病名は一応ついてるよ。でもガンで歩けなくなったわけじゃないし、かかりつけ医の診断だって暫定的なものだし。次の外来で歩行障害が酷くなったと訴えたら、すぐにでもパーキンソン病あたりに名前が変えられそうな曖昧さだし。

 そういう、確実に病状が進んでいるのに検査がシロってだけで「うちでは診られません」と言われたら途方にも暮れるよ。しかも3巡目だよコレ。

もういい加減疲れたので疼痛専門の科がはよ欲しい

 文明の利器で検査してちゃっちゃとそれっぽい科に振ることはもちろん大切だ。ただ、「総合医療」というからには逆があってもいいんじゃないかな。それぞれの科がその道のスペシャリストであるように、不定愁訴スペシャリスト科があってもいいじゃないか。多角的に診てくれる本当の意味での「総合医療」が私は欲しいんだっ!

 ちなみに残念ながら地元にはない。政令指定都市ワロスwww

 その代わりを精神科がさせられているのだとしたら、先生も私もあまりに不憫だ。心担当の人に疼痛の専門知識なんか(かじってはいるんだろうけど)ないもん。
 だって最初の質問が、

 「出身は? 卒業した高校の名前を教えて下さい。行っていたなら大学も」

 意 味 わ か ら ん ち ん ヽ(゜∀。)ノシ

 どっから遡るつもりだ、というか、今グングン活動的になってきている痛みと出身学校になんの関連が? あとは家族構成や仕事歴など、口頭で履歴書を一枚書き上げた感じの内容で終わった。月末にもう1回予約を入れたけれど、正直無駄な気がする。

 どうでもいいけど、精神科のこの↓

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 最果て感たっぷりの隔絶っぷりひどいwww ほとんど裏口じゃねーかwwwあ、ひょっとしてコレ、歩行トレーニング? マジでスタンプくらい置いて欲しくなったわwww



 以上、医療側の事情と現場を無視してお送りしました。知らないもので。

 あぁ、誰か名医が現れて私を診てくれないかなぁ(´Д⊂ オチマイ

発売日に遊んでしまっても良かったのかまだ後悔している

 「DQ派ですか、FF派ですか」と訊かれたら迷わず「メガテン派です」と答えます。何気ない選択肢の積み重ねで、なんか人間性が試されちゃうというか、ああいうトコ好き。初回CHAOSエンディングになるんですが。そんなに混沌としてませんから、私。多分。

 そんなあのシリーズに、先日新作が出ますたぐへへへヾ(*ΦωΦ)ノ ヒャッハァイ!
megaten4f.jp

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 え、まだⅣの世界観で遊ばせてくれるの、嬉しい♡ Ⅳ買った時にマイマシンのお着替えもした甲斐があったというものです。カッコイイかと言われれば微妙だけど。

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 ところが発売されて4日経つが、パッケージにすら触れていない。というか




 前作をまだやっている。





 もう2年半以上やっている。何故なら答えはひとつ、仲魔にしていない悪魔がいるからだ。最初の4周をクリアした後にチラチラと存在が発覚し、ムキになってやっている。ちなみにあと1周やらなければならない(確定)。

 変なところで几帳面なのか、単なるバカなのか、すべきことが無くなるまでやめられないのだ。ちなみに、スライムを合体事故で全属性無効or吸収or反射するように調整しまくってレベル99まで育てるのに一番時間をかけたような気がする。

 ストーリー上必要というわけでも、そうすると後々ラクになるわけでもない。一番どうでもいいところにある作業だよねー、と気づくのに5周掛かるなんて…orz

 あぁ、ちゃっちゃと終わらせてFINALやりたい。しかし、積みゲーの順番的には

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 こっちなんだよなぁ…(`;ω;´)ブワ しかも真Ⅳより前に出ているの。そう、私は一度誘惑に負けているのだ。さらにこれの新作(『FE if』)も既に出てるし。
www.nintendo.co.jp



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 つーかさぁ、もうなんなのこのプレイ時間バカなの? 私ヴァカなの?

 決めた。7周目終わったらFINALを先にやらせていただきます。だからソレいつの話になるんだっつーの(ノ`Д)ノ:・'∵:.┻┻ そんな葛藤の日々を送っている間に旦那の誕生日と2回目の結婚記念日とバレンタインデーが終わっていました。

 旦那? もうすぐ1周目終わるってクヤチイ。°(°`ω´ °)°。



 以上、同じ病気持ち気持ちの人なんていないかなーと思って。思って(;ω;´)ウ"ッ…

名画「で」遊ぶシリーズ11/ローレンス・アルマ=タデマ『ヘリオガバルスの薔薇』

 今回は、タイ大好きマーさん(id:kun-maa)からのリクエスト。選んだ理由は「何となく楽しそうだったから」、だったかな? 舞う薔薇の花びら、気ままに寝そべる人々、テーブルにはごちそうが並べられ、高貴な人たちが享楽的なひとときに耽っている様。

 しかし、真実は華麗なる処刑遊戯\(^ω^)/ 薔薇の花で窒息死させるとか何考えてんだwww 作者は19世紀イギリス(オランダ生まれだけど帰化した)の画家ローレンス・アルマ=タデマ(1836-1912年)。近代画の緻密な描写が美しいね。

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 何を思ってこんなしょうもない逸話をモチーフに描いたのかはわかりかねますが、さっそく遊ばせてもらいますね!‹‹ヽ(´ω` )/››‹‹ノ(  ´)/››‹‹\( ´ω`)/››

ヘリオガバルスとは何ぞや

 ヘリオガバルスとは、ローマ帝国第23代皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスアウグストゥスの通称。畏れおおくも最後の五賢帝と同名だ。はてなキーワードでも出てくるのはこっちだし。「テルマエ・ロマエ」では宍戸開が演じたあの人。
 
 では、こちらもその名に相応しい賢帝だったかといえば、どっこいクズ。今でも「ローマ史上最悪の暴君」の名を欲しいままにするロクデナシだ。ローマは一日にして成らないが、ローマを一日で滅ぼすにはその名を唱えるだけで効果てきめん。

 その名残りがラピュ○の滅びの呪文「バ○ス」として現代に知られt(‘д‘⊂彡☆))Д´)パン

 歴史はオネムなのでその人物像だけを箇条書きにするとこうなる↓

  • 14歳で皇帝に。趣味は女装←当時のローマ帝国ではかなりのスキャンダル
  • 女は手当たり次第手篭め。4度の結婚、同性の愛人とは妻として結婚アッ( *゚д゚)♂
  • 政治は母&祖母らに丸なげし、自分は娼館に女装して入り浸り掘られ待ち
  • 太陽神信仰が流行ってたのを機に、自分のオキニ神、「エル・ガバル」(シリア土着の太陽神)を最高神にねじ込む。この頃からヘリオガバルス(太陽神に仕える者の意味)を名乗るように
  • 酒場での男漁りでは足りずに、宮殿の一部を売春宿化(無論ネコ)
  • 最期は近衛兵達の反乱に遭い処刑。享年18。首を落とした胴体ともども川にポイ


 放蕩と薔薇族な日々を過ごしてきた皇帝って他にもまだいそうなもんだけど、やっぱりこの場合、悪目立ちしてしまったのが女装なんだろう。司祭でもある皇帝が男の娘姿でうろうろするのは、当時の宗教に対する冒涜だったのだ。されど本人どこ吹く風。

 どころか、自分が偉いことだけは知っているからあとはもう子どもの心理で、「いい」と言ってくれる人はいい人、「だめ」と言ってくるヤツは悪だから罰しよう、ってことになるのですね、わかります。若いうちに権力の味を味あわせちゃイカンね。

ヘリオガバルスをさがせ!

 というわけで、画に戻るっと。

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 客人を招いての酒宴。そこに、吊るされていた天幕の紐を何者かが切り、その中にぎっしり詰められたバラを一気投入。突然口を塞がれて窒息死する様を満足そうに眺める皇帝たち。向かって左側に寄せられた客人に、より恨みが深いらしい。

 バラの花びらでスペシャルアロマの香り接待にしか見えないんですけど。

 さて、肝心の皇帝はどの人物だろう。

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 まぁ順当に見れば①だと思う。ただ、中央でバラ風呂に戯れている女たちを生ぬるい視線で眺めて左側の惨劇ガン無視というのはどうだろう。②も金糸の衣装に冠、一人だけ寝そべっていることから皇帝候補だが、同じ理由で疑問が残る。

 一番このシーンに合致したアクションをしているのが③。視線は薔薇地獄の贄たちへ注がれ、盃を傾ける仕草などもそれっぽい。が、皇帝は女装すればわからぬほどの美形なのだ。さすがに女装した竹○力が微笑んだような③は…でも一番らしいんだよね。

 ④~⑦は、まぁ、女装していることを考えると一応候補かなぁ、くらいに。ただ、

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 この女性だけはないなと思って除外。皇帝の背に乗れるのは男だk(‘д‘⊂彡☆))Д´)パン

 そんなわけで、パッと見なら①、画のシチュエーション的には③というのが私の見解だ。よく見たら、③がバラの花びらを操っているようにも見えるよ。現代と古代、日本とイタリアの美醜の基準は、もしかしたらものすごくかけ離れているのかもしれない。

薔薇刑の殺傷力や如何に

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 最も深い恨みを買っていると思われる一角。バラの花びらだけで人を埋め尽くすとか何万、何億本必要なのだろう。むせ返るほどのバラの香りで窒息死させようと思ったのか溺れさせようと思ったのかはわからないが、凶器にするにはあまり現実的ではない。

 ①と③は明らかにピンシャンしていて、③に至っては「何をされるのです、陛下!」と訴えようとしているようにも見える。ただ②の人物は、自らも首までバラに浸かりながら、右手を前方に投げ出している。何かをさすっているようにも見える。

 察するに、前方に犠牲者が一人いるんじゃないかなって。あと④の人も死んでるかもしれない。でもカメラ目線で死ぬって、それバラ関係ないやろwww 異様な肌の白さからして誰かのお気に入りのお人形(ゲスい意味で)と推察する。

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 反対側に至っては完全にサロンだ。「はぁ~、極楽極楽♡」という声が聞こえる。そもそも花びらだけって最高に手間が掛かっているはずだ。皇帝は処刑どころか彼らを労い、贅を凝らした宴を催したという可能性デテキタwww あれ、画のテーマが真逆に。

ソースは現代の「2ちゃんねる

 アルマ=タデマがこのモチーフを得たのは『ローマ皇帝群像』という皇帝の伝記集から。2世紀前半から3世紀末までの歴代皇帝の逸話をまとめた一応"歴史書"だ。6人の著者がおり、彼らも一応"歴史家"を名乗っている。繰り返すが"一応"だ。

 なぜかというと、この本自体に信憑性が全くなく、全く根拠の無い虚偽まで掲載されていたから。それでもこの本が今も史料として生き残っている理由はただひとつ。同様の資料が他にないからにほかならない。

 この「名画シリーズ」もそういういい加減なものなんだからNE!!(σ`・ω・´)σ チェケラ おちまい!

今回のお題をくれた人のブログはこちら↓

kun-maa.hateblo.jp

過去の名画汚しシリーズ目録はこちら↓

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